女子プロレスぐらいたしなんでおけ
どうも。管理人のあやねです。
最近、伊丹十三監督作品ばっかり見ています。
「お葬式」「静かな生活」「スーパーの女」「ミンボーの女」
その中でもダントツの知名度を誇るのが
「マルサの女」
宮本信子さんが本当にかっこいい
私も宮本信子さん見習ってヤッホー美容を取り入れたいと思います。
さて話は変わりまして
最近買ったファッション誌にこんな特集がありました
「昭和」→90年代 この曲神かよ現象
遂に我々の時代がきた
この波に乗って参加者増えてきてくれたらいいなぁ。
というわけで最近ブームになりつつある80年代〜90年代ブーム
音楽やファッションがフォーカスされることが多いですが、
みなさん、あのブームを忘れていませんか?
女 子 プ ロ レ ス !
私が女子プロレスブームを知ったきっかけは 1984年に石井聰亙監督作品の「逆噴射家族」で工藤夕貴さん演じる中学生の娘さんが
「将来はアイドル歌手か女子プロレスラーになりたい」
という台詞があって当時の女子プロレスラーは
アイドルに肩を並べるほどの職業だったことを知り、興味を持ちました
まずは女子プロレスの簡単な説明ですが
女子プロレスでは正規軍のベビーフェイス
そのベビーフェイスを追いつめる悪役軍のヒールに分かれます。
ベビーフェイスのタッグで大人気だったのが
「かけめぐる青春」でお馴染みのビューティーペア
当時は人気過ぎて浅草国際劇場でミュージカル「ロミオとジュリエット」を上演したところ会場が超満員になるほどでした。
GOLDEN☆BEST ビューティ・ペア ビューティ・スペシャル
- アーティスト: ビューティ・ペア
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックダイレクト
- 発売日: 2012/10/03
- メディア: CD
- クリック: 2回
- この商品を含むブログを見る
しかしビューティーペアが活動休止が1979年
工藤夕貴ちゃんが言う憧れの女子プロレスラーは誰だったかというと
クラッシュ・ギャルズ
やられ役の長与千種がヒール軍にボコボコにされているところにライオネス飛鳥が颯爽と助けに行くというセーラームーンでいうところのタキシード仮面的な展開に女子は胸を熱くしたそうな
やられ役の千種の成長やクラッシュギャルズ同士の対決など興行の観客を飽きさせない展開で女子プロレスブームを巻き起こします。
そしてビューティーペアと同じくクラッシュギャルズも歌をリリースし、ヒットを記録します
ゴールデン☆ベスト SQUARE JUNGLE/FOREVER CLUSH GALS
- アーティスト: クラッシュギャルズ,ライオネス飛鳥,長与千種,ジーファイブ
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2010/09/15
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
女子プロレスの歌の魅力は
その歌の歌詞が選手のファイトスタイルとリンクしてみえること
恋愛や別れを歌った楽曲が多いガールズポップでは、ただただ肉体と肉体の戦いを描いた作品って少ないんじゃないでしょうか。
ガールズポップというかアニメソングに近い存在なのかもしれませんね。
作詞陣も多くのアニメソングをつくってきた森雪之丞や
作曲は割と骨太なサウンドを得意とする後藤次利
このタッグで悪い歌なわけがない。
しかもそんな歌を激しい試合を勝ってきた選手が歌うのなら
歌の説得力や響き方も普通の歌手とはひと味違うと思います。
そんなクラッシュギャルズ、
後年、長与千種はメキメキ歌唱力をあげてソロデビューも果たします。
めっちゃ歌うまい
そしてそんな長与千種に負けずの歌唱力を誇っていたのがベビーフェイスではなく、ヒールに存在しました
デビル雅美です。
数々の悪行や後輩イジメの伝説を誇る彼女
しかし歌唱力は繊細で力強いものでした。
バカうめぇ
そして90年代に入ると井上貴子やアイドル並の美貌を持つキューティー鈴木のデビューにより女子プロレスサウンドも割とアイドルチックな楽曲が増えます。
しかしキューティー鈴木はマジで可愛い
久住小春ちゃんに似てる
さてベビーフェイスからは数々の人気者を排出した女子プロレスですが
ヒールからもダンプ松本、ブル中野、クレーンユウなどの「極悪同盟」や
ダンプ松本引退後にブル中野が立ち上げた「獄門党」など様々な展開やスター選手が生まれました
個人的にヒール選手のエピソードが大好きで
興行の間にヒール選手みんなで動物園でキャッキャッしていたとか
バラエティに緊張してるのか非常に女の子らしいブル中野さんとか
リングとのギャップに非常に萌えてます
(ちなみにこの土木作業員の格好したレスラーのぬまっちが後にファッションモデルになられたそうですが、その雑誌あったら見せてください!!)
また全盛期はこんなレコードも出していたダンプ松本さんですが
(楽曲提供が坂本龍一やタケカワ ユキヒデとすごい豪華!
ただダンプ氏の歌唱力は追いついていない)
引退後は悪役のイメージを払拭し、従来の愛らしさでバラエティータレントとして活躍します。
そして記念すべき女優デビューになったのがこちら!
こういうところが女子プロレスの愛らしいところ・・・!
というわけで本当は飛翔天女の豊田真奈美とかアジャ・コング対ブル中野の金網デスマッチとか語りたいことがたくさんあるのですが、長くなるのでこの辺で!
80年代〜90年代のプロレスや歌、文化など語れるぜって方は是非以下のホームページからサークル参加していただけると嬉しいです!
ニッチク君がゆく 第九回 The Birth Of Dragon
こんばんは。ニッチク君です。
不定期連載「ニッチク君がゆく」第九回目は「The Birth Of Dragon」と題して、覆面ディスコ・バンド 「Dr. ドラゴン & オリエンタル・エクスプレス」について。
覆面ディスコ・バンドといってもその素性は既に広く知られています。バンドのリーダーであり、プロデュースをつとめるDr.ドラゴンことジャック・ダイアモンドとは筒美京平の変名です。「国内制作のディスコ・サウンドを洋楽として売り出したい」という レコード会社の意向から、この変名での活動が始まりました。
オリエンタル・エクスプレスとは架空のグループですが、そこは一流のスタジオ・ミュージシャンで構成されています。ギターには鈴木茂、ベースに後藤次利、ドラムに林立夫、キーボードには矢野顕子が参加しています。
Dr. ドラゴン & オリエンタル・エクスプレスとして1976年3月にシングル「セクシー・バス・ストップ(B面:バンブー)」を発表。琴や尺八のサウンドが東洋的なムードを漂わせる和製ディスコの名曲です。
この曲はメロディーの素晴らしさから、同年4月には浅野ゆう子による競作盤「セクシー・バス・ストップ(B面:ブルー・ライト・ヨコハマ)」が発表されています。
インストゥルメンタルの原曲に、橋本淳が詞を乗せて、高田弘がオリジナルを活かす編曲をほどこしています。こちらは
チャートで最高12位までのぼるヒットとなりました。
同年6月にはアルバム「The Birth Of Dragon」を発表。このアルバムからは「ハッスル・ジェット(B面:ディスコ・ナイト)」がシングル・カットされ、彼らの3枚目のシングルとしてリリースされています。ラテン風味が強調された軽快なナンバーです。
浅野ゆう子のヒットの影響か、Dr.ドラゴン & オリエンタル・エクスプレスの作品はその他にも競作盤が数多く作られました。「ハッスル・ジェット」はシェリーによって「恋のハッスル・ジェット(B面:カリブの夢)」として発表されています。
ここでも作詞は橋本淳が担当。注目されるのはアレンジには船山基紀が起用されているところです。筒美-船山ワークスの中では最も初期の作品でもあります。
また、同年12月には浅野ゆう子は筒美京平名義で書かれたオリジナル作品「ムーンライト・タクシー(B面:リンゴの心)」を発表しています。引続きのディスコ路線ですが、編曲には筒美京平、萩田光雄の他サディスティクスが参加。この年の浅野ゆう子は凄いですね(リリースのスピード、その内容の充実具合)!!
海外ではニュー・ソウル~フィリー・ソウル~ディスコ・サウンドと次々と新たな音楽が生み出されていった1970年代。筒美京平もスタジオ・ミュージシャンやアレンジャーなどと共に、それらの音楽のエッセンスを吸収・消化していきながら数々の斬新かつ素晴らしいサウンドをこの時代に残しています。
「筒美京平作品に間違いナシ」
しかし、この連載いつまで続ければよいのやら。では、また逢う日まで。
ニッチク君がゆく 第八回 ナニワからコンニチワ
こんばんは。ニッチク君です。
不定期連載「ニッチク君がゆく」第八回目は「ナニワからコンニチワ」と題しまして、大阪で生まれた奇跡のレーベル「ローオンレコード」について。
浪曲師のタニマチ(後援や無償スポンサーの隠語)であった加藤精一が設立したレコード・レーベルが「ローオンレコード(Roon Record)」。"浪曲"と"(河内)音頭"の合成語であるローオンからは、浪曲や河内音頭などをメインに1985年に消滅するまでアルバム約350枚、シングル約150枚、その他カセットやヴィデオテープなどもリリース。個人的なレーベルからこれほど精力的なリリースが行われていたことが驚きですし、加藤氏の浪曲や上方の芸人に対する情熱のほどが窺えます。
近年メディアプロデューサー澤田隆治さんの尽力により、埋もれていたローオンレコードの音源の一部が陽の目をみることとなりました。ミソラレコードからは宮川左近ショーの浪曲ショウ、コロムビアから一連の初代京山幸枝若の浪曲や河内音頭がまとまった形でリリースされています。
そして、2010年にはP-VINEから「ローオン歌謡列伝」と題したローオンレコードの歌謡曲に焦点をあてたコンピレーションが発売されています。
当時の上方芸人が吹き込んだ楽曲は、演歌や歌謡曲、ノヴェルティ・ソングまで多種多様。芸人が吹き込んだ「昭和の珍品」的な範疇には収まらない、凄みのあるグルーヴ、さらっと聞き流せないドス黒さが音源から溢れ出ています。
私お気に入りの曲をいくつかご紹介。
幻のブルース フラワーショー(フラワーショウ)
作詞:藤本卓也/作曲:藤本卓也/編曲:高橋 城
フラワーショウは華ばら、ぼたん、ゆりの3人による浪曲漫才トリオ。「道頓堀行進曲」の替歌がテーマ曲。浪曲で鍛えた喉を活かした歌、ぼたんとばらによる軽快なかけあい、そこに絡むスローなゆりのボケは今日でも大いに笑える傑作漫才。音楽ショウとしても魅力的な存在でした。
本曲は佐久間浩二が歌った「まぼろしのブルース」のカバー。同曲は勝彩也のヴァージョンでも有名です。凄まじいグルーヴ感を醸し出す激しい演奏に、存在感の塊のようなばらのドスの効いた歌声が絡みつく傑作。とにかくスゴい。
ろうきょく炭坑節 芙蓉軒麗花
作詞:明石寿恵吉/作曲:北本正義
(画像は昭和31年マーキュリーのSP盤)
芙蓉軒麗花は戦前・戦後の一時代を担った浪曲界のスター。浪曲と平行して、自らの一座「麗花ショウ」を率いて活動も行っていました。
本曲は昭和31年にリリースされ、"テケレッツのパッ"というコーラスがうけて空前のヒットとなりました。ローオンではアレンジや歌詞をリメイクしての吹込となりました。豪快な節回しは変わらず、歌詞にはオリジナルにはなかった「河内十人斬り」が採り入れられたりとオリジナルに負けず劣らず素晴らしい出来上がりです。そして、バックの演奏は、フィリー・ソウルを彷彿とさせる、ストリングスを華麗にあしらったスウィートな仕上がりに。そこに豪快な芙蓉軒麗花の節回しが絡み、ギャンブル&ハフも真っ青なソウル・ナンバーとなっています。
他にも笑福亭仁智による漆黒ファンキー・ディスコ「ラブリー・ベイビー」や浪速のハウリン・ウルフ松島一夫が唸る「あゝおやぢさん」など凄まじい熱量の名曲が数々納められているアルバムです。歌謡曲ファンの方々は是非一度お手にとって、ローオンレコードが生み出した奇跡の数々を味わってみてくださいまし。
長くてまとまりのない文章になりましが、本日はここまで。では、また逢う日まで。
友人の結婚式にて長渕剛「乾杯」
こんばんは。ジャンガです。ジャンガって言って分かるかな?笑
最近の近況を報告したくブログ書きます。
私事で恐縮ですが、先日は高校の時の友人の結婚式のため、元町中華街に行ってきました。
余興で長渕剛の乾杯を歌う事をお願いされたため、ギターを持って行き(弾けないためエアギター笑)、歌わせて頂きました。外見も長渕らしく、サングラスにタンクトップで(笑)。皆肩を組み合い乾杯を歌う。盛り上がって良かった!
君〜に幸〜せあれ〜♩
カラオケで何回も練習した甲斐がありました。
大好きな長渕剛をこうやって皆の前で歌いながら友人の結婚を祝福出来るって最高だな〜と感じました。
そして長渕剛の曲を高校の時に学校でよく一人で歌ってたからこそ、このような機会を頂けたのだなと思います。
感謝ですね〜新郎、新婦にも
長渕にも〜
そんな良い1日でした。
ニッチク君がゆく 第七回 平山三紀の世界
こんばんは。ニッチク君です。
不定期連載「ニッチク君がゆく」第七回目は「平山三紀の世界」と題し、私が敬愛するフェメール・シンガー平山三紀さんについて少し。
平山三紀は銀座メイツで後のトワ・エ・モアに参加する山室恵美子と共に出演していたところを、日本コロムビアの渥美章ディレクターに見いだされました。そして、渥美に紹介され彼女の歌声に惚れこんだのが筒美京平でした。
1970年に橋本淳と筒美京平による「ビューティフル・ヨコハマ/さよならのブルース」でデビュー。
橋本=筒美作品でいしだあゆみが歌った「ブルー・ライト・ヨコハマ」の延長線ともいえる作品ですが、ダイナミックなブラスやリズムアレンジに新しい時代の歌謡ポップス、筒美京平サウンドの芽生が見られます。
そして、1971年に発表された「真夏の出来事」は、チャートの5位に上昇するヒットとなり、彼女の代表曲であるばかりでなく、日本ポップスの金字塔的作品です。
イントロから続く一定のフレーズを繰り返すベース、細かいハイハットを刻みながらグルーヴ感を醸し出していくドラムス。一定のリズムを打つパーカッションや間奏に登場するストリングス。そして、そこに絡む気だるい平山三紀の歌声。「シュープリームスのような感じの曲にしたい」という筒美京平の提案をもとに作られたモータウン・サウンド的な楽曲ですが、従来の「歌+伴奏」という定義を飛び越え、リズム・セクションやコーラス、オーケストレーションといったアレンジやレコーディング時のエフェクト効果などが歌声と一体となった「サウンド・プロダクション」の完成形ともいえます。
平山三紀は「真夏の出来事」以降も橋本=筒美の組合せで数多くの楽曲をコロムビアで発表しています。
ホンキー・トンク風なピアノを採り入れたラグタイム/ディキシー調な「フレンズ」。アップテンポでスケールの大きな歌唱を聴かせる「ノアの方舟」。コロムビア最後の作品であり、アップテンポのロック調ナンバー「恋のダウン・タウン」などなど。「三紀ちゃんには同じパターンの曲を続けることはしない」と標榜していた橋本=筒美コンビ。作品ごとに次々と新たなアイディアが飛び出してきます。
平山はコロムビアを離れた後はCBSソニーへと移籍し、フィリー・ソウル的な「熟れた果実」や「恋のダウン・タウン」や郷ひろみ「恋の弱味」と同路線のロック・ナンバー「真夜中のエンジェル・ベイビー」、作詞に荒井由実を起用した「やさしい都会」など、引続き筒美京平作品を歌っていきます。
また、ワーナー・パイオニアへ移籍後は演奏に坂本龍一が参加した名曲「マンダリン・パレス」をリリース。ビクター移籍後は名前を「平山みき」と改め、近田春夫プルデュースのもと「鬼ヶ島」を発表し、新しい世界観を作り出していきます。
2016年には「真夏の出来事」をザ・サーフコースターズと共に新に録音するなど、現在でも変わらず活躍を魅せる平山三紀。
昭和歌謡に少しでも興味のあるかたは、平山三紀の世界を是非一度味わってみてください!
長くなりましたが、本日はここまで。では、また逢う日まで。
ニッチク君がゆく 第六回 スーパー・ジェネレイション
こんばんは。ニッチク君です。
不定期連載「ニッチク君がゆく」第六回目は、雪村いづみがキャラメル・ママと共に残した不朽の名盤「スーパー・ジェネレイション」について。
雪村いづみ スーパー・ジェネレイション 1974 オリジナル品番:ALFA-1001
雪村いづみのデビュー20周年記念として、村井邦彦率いるアルファから自主流通盤として発表されたアルバム。後にコロムビアへライセンスされ、幾度のLP・CD再発がなされています。
日本を代表する大作曲家である服部良一作品の数々を、キャラメル・ママ(細野晴臣、鈴木茂、松任谷正隆、林立夫)の多様なリズムのバックにのせ歌い上げています。
キャラメル・ママは南沙織やアグネス・チャンのバックなどもつとめています。後に同バンドはティン・パン・アレイへと発展し、1977年にはいしだあゆみと「アワー・コネクション」という名盤を残しています。正に日本版マッスル・ショールズといったところでしょうか。
さらに、本編のホーンとストリングスアレンジを務めたのは服部良一のご子息である服部克久。アルファ代表の村井邦彦もオーバーチュア「序曲(香港夜曲)」のアレンジを担当しています。
戦前から作曲家として活躍した服部良一。スウィング、ブルーズ、ブギウギ、タンゴ、ルンバといった諸外国のリズムや流行を日本の大衆音楽界に巧みに取り入れ、数多くのヒット・名曲を生み出してきました。エキゾチックかつ、ときにユーモラス、ときには誰もの琴線に触れる美しいメロディーの数々は、時代を越えて、そこに「モダン」な空気を湛えています。
本作の主役である雪村いづみは、昭和28年にデビュー。パワフルにスウィングする卓越した歌唱力で、邦洋問わず数々のヒット曲を生みました。美空ひばり、江利チエミらとの「三人娘」としての活動でもよく知られています。
歌手デビュー20周年ということで、本作では持ち前のパワフルな歌唱に加えて、情感を漂わせる歌声で、服部良一作品を74年という時代に甦らせています。
歌謡曲からニューミュージックへの過渡期、ロック、ジャズ、ポップス、そして歌謡曲といた世界が接近しあった時代(日本においては、そもそも渾然一体となっていた感もありますが)には、数十年経った今においてもリアリティを持った音楽が数多くありますね。
雪村いづみ スーパー・ジェネレイション 1974
1. 序曲(香港夜曲) 作曲:服部良一
2. 昔のあなた 作詩:山上路夫/作曲:服部良一
3.ヘイヘイブギー 作詩:藤浦洸/作曲:服部良一
4.バラのルムバ 作詩:村雨まさを/作曲:服部良一
5.銀座カンカン娘 作詩:佐伯孝夫/作曲:服部良一
6.東京ブギウギ 作詩:鈴木勝/作曲:服部良一
7.胸の振子 作詩:サトウハチロー/作曲:服部良一
8.一杯のコーヒーから 作詩:藤浦洸/作曲:服部良一
9.蘇州夜曲 作詩:西條八十/作曲:服部良一
10.東京の屋根の下 作詩:佐伯孝夫/作曲:服部良一
あなたのお手元にも是非一枚。名盤紹介は続きますが今日はここまで。では、また逢う日まで。
ニッチク君がゆく 第五回 球体の奏でる音楽
こんばんは。ニッチク君です。
不定期連載「ニッチク君がゆく」第五回目は唐突ですが、小沢健二「球体の奏でる音楽」について少しだけ。
球体の奏でる音楽 小沢健二 1996
小沢健二についてはほとんど無知なのですが、このアルバムは90年代以降の日本の音楽シーンに疎い私もときどき聴きたくなる素敵なアルバムです。
渋谷毅の「一耳惚れ」のピアノに、川端民生のウッドベースと木村"キムチ"誠のパーカッションが軽やかなノリを作っています。小沢健二の独特な音程感のボーカルと字余りな歌詞が不思議なぐらい気持ちよく響いてきます。
東京スカパラダイスオーケストラのメンバーや岡沢章が参加したカリプソ~ラテン風味の「すぐに会えるかな?」や朝川朋之のハープが美しい「旅人たち」もいい曲ですね。
こじんまりとまとまったアルバムですが、ゆったりとした時間が流れる名作です。皆様もお手にとってみてくださいまし。
「球体の奏でる音楽」
ブルーの構図のブルース
大人になれば
Alé?
ホテルと嵐
すぐに会えるかな?
旅人たち
球体の奏でる音楽
みんなで練習を
ときどき、アルバム紹介も挟みつつ、だらだらと書き続けていこうかと。では、また逢う日まで。