平成生まれが昭和・90年代を語る会「語るブログ」

平成生まれが昭和・90年代を語る会のメンバーがそれぞれに愛を語るブログです。

とんねるずぐらい たしなんでおけ

どうも。管理人のあやねです。

 

10代や20代の方ってとんねるずってどう思います?

私と同世代の友人は

暴れん坊で偉そう、いつも誰かをいじめている、好き嫌いをあてる人たち等

そんなイメージらしいです。

 

でも80年代、90年代が好きならとんねるずぐらいたしなんでおけ!」と声を出して言いたいです。

何故かと言いますと、ここまで時代を牽引し、

体現したお笑い芸人は過去にも先にも彼らだけということなのです。

 

 

私は元々お笑いが好きで実はそこからこの80年代の文化にはまりました。

お笑いスター誕生」「夢で逢えたら」「ボキャブラ天国」など80年代〜90年代にかけてお笑いも大きな転換期でした。

 

その中でとんねるずは紛れもなく時代の寵児であり、カリスマでした。

 

まずはそれを裏付けるデータとして挙げたいのが

 

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芸人と歌手の二足のわらじでシングル23作、アルバム12作リリース

お笑い芸人で初めて東京ドームでのコンサート開催

発売シングルの総売上が550万枚超

とんねるず名義のみ野猿や他ユニットは除く)

 

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私、資生堂CMでお笑いタレントって起用されたのって

彼らが最初なんじゃないかと思うんです(後年、明石屋さんまさんと吹石一恵さんが出てたけど)

 

当時の原宿タレントショップブームもあって、とんねるずも「ヴァレンタインハウス」を雑貨屋をオープンしますが、多くがキャラクターグッズや雑貨を売る中、

とんねるずは「セシカ」という高級ブティック(服飾店)までオープンします。

 

貴さんが182cm、憲さんも178cmとスタイルもよかったこともあり、

それだけ彼らのファッション性も需要があったということなんですね。

 

そんな彼らですが本業としてのお笑い芸人という仕事も忘れませんでした。

苗場で1991年から2000年まで年1回の単独ネタライブ「とんねるず こんといんなえば」を開催していました

 

Amazon.co.jp: とんねるずのコント(1)~こんと いん なえば 10年の凝縮LIVE~ [VHS]: とんねるず: ビデオ

 

売れっ子になっても年1回の単独ネタライブをする芸人さんは何組かいて

現在ではさまぁ〜ずバナナマンバカリズム等が長年そのスタンスを続けていますが

 

ナイティナイン 9年

ネプチューン 7年

くりぃむしちゅー7年(海砂利水魚時代を含む)

 

と比べたら売れっ子なのによくそのペースを保てていたと思います。

しかも91年〜95年までは歌手とんねるずとして

コンサートツアーも開催しているんですよ

レギュラー番組の収録も考えると本当多忙だったと思います。

 

とんねるずの音楽性=ヒット曲のパロディ

とんねるずの音楽ははっきり言うと「パロディ」

「雨の西麻布」や「歌謡曲」はムード歌謡

(歌謡曲に至っては

サザンオールスターズの「チャコの海岸物語」のパロディも入っています)

 

「人情岬」は演歌、「嵐のマッチョマン」と「炎のエスカルゴ」はディスコ、

「大きなお世話サマー」はグループサウンズ、「ガラガラヘビがやってくる」は子供向け音楽

など様々なジャンルのパロディを行っています。

 

本当 秋元康後藤次利のコンビはそれっぽい曲をつくるのが上手だなぁ・・・

 

あとはパロディなので大体「はずし」の要素が入ってきます。

 

「ガラガラヘビがやってくる」は性的ニュアンスを含ませたり

「歌謡曲」の語りではなぜか全国の八百屋さんをまわってキャンペーン中という設定にしたり(「雨の西麻布」では銭湯の設定だった)

「嵐のマッチョマン」では歌詞に「高橋二郎」という憲さんの友人の名前が突然入ってきたり(ちなみにきちんと意味があるらしいです)

 

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

 

シングルよりアルバムはもっとパロディの要素が強く

Wink淋しい熱帯魚」→「淋しい病気が止まらない」

岡村孝子「夢をあきらめないで」→「夢をあきらめないわ」

敏いとうとハッピー&ブルー「星降る街角」→「腰降る街角」

などとタイトルからこんな感じです

 

・90年代のとんねるず

しかし90年代に入るとパロディ路線からの転換期が訪れます。

湾岸戦争に対する反戦歌「情けねぇ」、政治批判を含んだ「一番偉い人へ」

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「社会とは窓ガラス割らないルール」という歌詞が

若干尾崎豊への皮肉が入っているのですがパロディの要素よりもメッセージ性が高い音楽にシフトしていきます

 

シングルでは「ガラガラヘビがやってくる」や「がじゃいも」などの童謡パロディ路線がありましたが、

 

アルバムは「みのもんたの逆襲」以降の

「がむしゃら」、「悪い噂」、「Arrival」ではパロディやコミックソングなしの男臭い硬派なアルバムに仕上がっています。

実はラストシングルの「おまえがほしい」もTBSドラマ「愛とは決して後悔しないこと」の主題歌になるほど真面目な歌なのです(ホームであるフジテレビではなくTBSというところが本気度を感じます。)

 

とんねるずも意外といい歌歌うじゃん」という風潮が出てきた中、

リリースされたのが「ガニ」

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とんねるず史上一番訳のわからない曲です

ヘヴィメタルとラテンのミックス

そもそもガニってなに?この曲の衣装も博士と王子の格好で意味不明です。

 

とんねるずはそんな我々の想像の斜め上のことをしてくれます。

それが最大な魅力であると同時に批判の的。

 

最後に私のお気に入りの楽曲を3曲紹介します。

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「ホテルアルゼンチン」

ド下ネタ曲でありながらストリングス編曲に

ちあきなおみの「喝采」なども担当した高田弘さんを起用しています。

 

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「天使の恥骨」

アイドルの親衛隊やアイドルソングを皮肉った楽曲

ちなみにこのアルバム「仏滅そだち」はスネークマンショー形式で曲前に

コントが入ります。

 

www.youtube.com「クリスティーナ」

THE ALFEEっぽい曲だなぁ、タイトルもメリーアンっぽいしと思ったら、

まさかの高見沢さんの作詞作曲でした

高見沢さんは大きなお世話サマーでも作曲を担当していて

この曲をTHE ALFEE本人達がコンサートで披露したこともあるそうです

 

才能を持った大人達がおふざけに徹底する、

これがとんねるずサウンドの魅力だと思います。

 

是非、機会があれば聴いていただけると嬉しいです。

 

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